足で簡単に操作できる車いすの「足置き」が商品化されています。筋力が弱い車いす利用者でも使いやすく、今後、利用者や介護職員らの負担軽減が期待されます。
こちらの「スマートフットレスト」。車いすの「足置き」なんですが従来のものと比べて簡単に足で上げ下げでき筋力が弱い車いす利用者でも使いやすくなっています。また、手を使わずに操作できるので衛生面でも安心です。
開発したのは高知市の「ハーティー・メッセージ」と香南市の「高知機型工業」です。
理学療法士でもあるハーティー・メッセージの敷地雄一代表は、新型コロナがきっかけで車いす利用者の「衛生面」に目を向け、おととしから開発を進めてきました。
(ハーティー・メッセージ 敷地雄一 代表)
「車いすユーザーに目を向けると、タイヤのすぐ近くのハンドリングをこぐ、すその方には泥汚れや飛沫の落下が考えられるようなところに触れるような環境でした。足元を見ると手でプレートの上げ下げをしている状況で、これは何とかするべき、誰かが何かするべき、研究を始めたのがスタートになります」
「スマートフットレスト」は現在、県内の4つの病院などで試験的に導入され、好評だということです。すでに販売もされていて、今後、車いす利用者や介護職の人たちの負担軽減に期待が寄せられています、
(ハーティー・メッセージ 敷地雄一 代表)
「(車いすの利用者が)自立できる可能性が高くなる。介護負担も減る。その中で車いすに関わる人々が、みんなの笑顔がもっと増えるようなものになってほしい」