気軽に食べられることから、食卓に広く浸透しているフリーズドライのみそ汁。そのみそ汁が初めて生産されたのは岡山の工場だったことをご存じでしょうか?

発売から今年で40年。新たな商品も誕生し再び注目されています。

す、すごい!これはまごうことなき「カツ丼」だ!【画像みて!】

(杉澤眞優キャスター)
「おいしそうな香り。かつ丼とナスがたっぷり入ったお味噌汁。いただきます」


「お肉がしっかり食べ応えがあって玉子と絡み、最高に美味しいです。実はどちらもフリーズドライなんです」

お湯をかけるだけで、いつでも出来立てのおいしさが味わえるフリーズドライ食品。手軽さとおいしさで、家庭ではもちろん「キャンプ飯」「非常食」としても活用されています。

フリーズドライ味噌汁の生産は、岡山県里庄町(藤井風さんの故郷)で始まった!

1947年に、広島県福山市で創業した天野実業。「フリーズドライの味噌汁」の国内初の生産は40年前に岡山県里庄町で始まり、今も「アマノフーズ」のブランド名が続いています。

大きな銀色の扉。フリーズドライを可能にする装置です。

具や味噌を1食分ずつトレーに入れ、マイナス30℃ほどで凍結。真空で24時間以上乾燥させ作るみそ汁は、味や香りに加えて野菜の色味も保ち、栄養価も損ねにくく発売当時、画期的な商品として注目を集めました。

現在、工場はアサヒグループ食品が引き継いでいます。

(岡山工場 井上正史工場長)
「当時、具だくさんのいわゆる『即席みそ汁』が世の中になかったので、これが提供できれば、フリーズドライの良さというのが表現できるのではないか」