26日、出版社・白泉社の公式サイトが、漫画家・中条比紗也さんが亡くなったことを公式サイトで知らせました。50歳でした。

公式サイトでは「中条比紗也先生 ご逝去のお知らせ」と題して、「まんが家の中条比紗也先生が、2023年10月12日20時52分、心臓のご病気のため、ご逝去されました。享年50歳でした。」と知らせています。

「中条先生は『花ざかりの君たちへ』をはじめ、数々の名作を『花とゆめ』でご執筆くださいました。『Trifle by 花とゆめ』にて『秘密―花ざかりの君たちへAfter School―』を描いてくださったのが、最後となりました。」と、白泉社での連載・活躍について伝えています。

一方、中条さんが多くの作品を連載していた「花とゆめ」編集部も「突然の悲しい知らせに編集部一同言葉を失っております。」と追悼の言葉を寄せています。「 物語を愛し、猫が大好きで、ゲームや映画・ドラマをはじめ、色々なエンタメを楽しんでおられました。 どんな時も明るく、そして真剣に、創作に打ち込む中条先生の姿が、今も鮮明に思い出されます。」と、中条さんの人柄を伝え、「中条先生が遺してくださった作品を、これからも良い形で読者の皆様に届けていきたいと思います。」と悼んでいます。

告別式はすでに家族で執り行われたとしており、公式サイトでは「中条先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。」そして読者に対しても「中条先生の作品をご愛読いただきましたことを深謝いたします」として、中条さん・読者双方への感謝の意を伝えています。

中条比紗也さんは1994年にまんが家としてデビューし、「花とゆめ」及び「別冊花とゆめ」を中心に作品を発表。1996年より「花とゆめ」で連載を開始した『花ざかりの君たちへ』で人気を博しました。同作品は実写ドラマ化され、韓国や台湾でもドラマ化されるなどでブームを巻き起こしました。『花ざかりの君たちへ』シリーズの累計部数は1,700万部に上っています。
【担当:芸能情報ステーション】