この夏の高温・少雨の影響で、新潟県内のコメ農家全体の今年の手取り収入が平年に比べ135億円減る見込みであることが、新潟県の試算でわかりました。

新潟県は、この夏の高温・少雨でコメの等級が低下していることを受け、新潟県内のコメ農家全体の手取り収入を今年初めて試算しました。その試算によると、10月15日現在で、県全体で平年よりも135億円減り、934億円と見込まるということです。

新潟県の花角英世知事は、「影響は大きい」と述べました。

【花角英世知事】
「来年以降、営農の意欲を継続できるよう何らかの支援が必要だとは思ってます」

新潟県は、コメの等級の低下に加え、8月末の県全体の収量を示す作況指数が「平年並み」の100とされたことを受け、9月末時点では、平年よりも84億円減り
977億円と見込まれると試算していましたが、10月に入り作況指数が「やや不良」の95となったため、再計算したということです。