NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長はロシアによるウクライナ侵攻で「NATOの備蓄は尽きた」と述べ、加盟国に軍需品の生産量を増やすよう呼びかけました。

NATOのストルテンベルグ事務総長は24日、スウェーデンの首都ストックホルムで会見し、トルコのエルドアン大統領がスウェーデンのNATO加盟を認める法案に署名したことを歓迎しました。

また、スウェーデンのウクライナに対する軍事的支援に感謝を述べたうえで、「ロシアによる戦争でNATOの備蓄は尽きた」と話し、加盟国に武器や弾薬などの軍需品の生産量を増やすよう促しました。

さらに、今後のロシアの動きについて「再び冬を戦争の武器とすべく準備している」と分析したうえで、「ウクライナの需要を満たし、自らの防衛力を確保するために増産は不可欠だ。スピードと量が重要になる」と強調しています。