渡り鳥が飛来し鳥インフルエンザの発生が懸念されるこれからのシーズンを前に、高知県内での発生を想定した大規模な訓練が行われました。
訓練は県が定期的に行っていて、25日は実際の発生対応と同じように大勢の県職員が参加しました。
まずは防護服に着替えます。ポイントは、▼防護服と手袋を二重に着用すること▼ガムテープで隙間を埋めることです。その後、養鶏場を想定した特設会場に移動し、消毒に使われる「消石灰」の撒き方や、出入りする車の消毒の仕方などを確認しました。
殺処分する際の訓練も行われました。ニワトリに見立てたペットボトルを大型の容器に入れ、炭酸ガス(CО2)を注入します。
県内では2020年12月に宿毛市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し2万7000羽あまりが処分されましたが、この作業も集まった職員らが担います。
(高知県中央家畜保健衛生所 下村恭 衛生課長)
「いざ発生した場合は迅速に防疫作業をして、早く正常化する。その中でこうした連携をこのように定期的に確認するのは意義のあること」
県では「まずは鳥インフルエンザを発生させないために家畜保健衛生所での呼びかけなどにも力を入れていきたい」としています。














