県政幹部として見た 当時の代執行訴訟
2015年の代執行訴訟の時、謝花さんは裁判とは直接は関わらない部署でしたが、当時のことは印象に残っているといいます。
元副知事 謝花喜一郎さん
「翁長知事が誕生して、そのあとに、国が代執行訴訟を起こしている。その時は、私はまだ企画部長だった。大変だなと思いながら見ていた」

過去の代執行訴訟の発端は、仲井眞知事による辺野古の埋め立て承認を、『環境保全措置が十分でない』などの理由で、翁長知事が取り消した処分です。
埋め立て工事を進めたい国と、止めたい県の攻防が続く中、国が切ったカードこそが、県に代わって埋め立てを進めるための代執行訴訟でした。
2000年の地方分権一括法によって「上下・主従関係」から「対等・協力関係」に転換された国と地方の関係。その在り方を大きく覆すかもしれない裁判に緊張が走ったといいますが、フタを開けてみると…