富山県内では25日も未明からクマの目撃が相次いでいて、住民がクマのエサとなる柿の実の撤去を進めています。

小西鼓子アナウンサー:「きょう未明、クマの目撃情報があった富山市楡原地区にやってきました。付近住民が朝早くから柿の実をとる作業に追われています」

連日、クマの目撃が相次ぐ富山市楡原では、クマのエサとなる柿の実を撤去し、誘引物を無くす取り組みを進めています。

この住宅から100メートルほど離れた場所では、25日未明にもクマ1頭の目撃と足跡が確認されるなど、周囲でクマの情報が相次いで寄せられています。

このほかにも滑川市や立山町でもクマの目撃が確認されていて、付近の小中学校ではグラウンドの使用を控えるなどの措置がとられています。

10月の県内のクマ出没件数は、25日までで190件以上にのぼり、2022年の同じ時期と比べるとおよそ9倍となっています。平野部でも出没が増えていることから、十分な警戒が必要です。