今が旬の秋の味覚「サツマイモ」。生産者のこだわりやおいしい食べ方などを取材しました。
近年、健康志向の高まりなどでさつまいもブームが続いています。サツマイモの収穫量が全国1位の鹿児島県。近年、基腐病が問題となっていますが、対策の効果もあり、去年の収穫量は前の年をおよそ2万トン上回る21万トンでした。
鹿屋市の南橋商事では「紅はるか」をメインに6ヘクタールの自社農場で生産するとともに、契約農家などを合わせて年間4600トンのサツマイモを取り扱っています。
(南橋商事 商品企画開発部・営業 田原麻里子さん)「収穫後はキュアリングを必ず行って、40日以上熟成させるところは必ずおこなっている」
治療を意味する「キュアリング」は、温度と湿度を一定にし管理することで、収穫時にできた傷や切断面がふさがれます。この貯蔵法で菌が入らず、イモをおよそ1年間きれいな状態で保存することができます。
南橋商事では、出荷までに40日以上貯蔵することで、甘みが強くしっとりした食感のサツマイモになるといいます。
先日は、かごしま国体にあわせて鹿児島を訪れた両陛下も生産状況などを見学されました。
(南橋商事 商品企画開発部・営業 田原麻里子さん)「(両陛下は)すごく穏やかで優しいお声をかけてくださったと聞いている。いろんな質問をしていただいて、興味を持っていただけたことがうれしかった」
おすすめの食べ方を聞いてみると…
(加工場のスタッフ)「焼き芋が一番おいしいと思う」
生産者のかたにおいしい焼き芋の作り方を聞いてきました。
160度に予熱したオーブンにサツマイモを並べます。洗ったときの水はふきとらずにそのままで大丈夫です。
あとは90分焼くだけ。(※串を刺してスーッと通らなかったら、追加で5分加熱してください)
ポイントは、低温でじっくり加熱することだそうです。
加工場では、紅はるかの焼き芋をプレスした煎餅なども作っています。
(南橋商事 商品企画開発部・営業 田原麻里子さん)「普段の料理でも使ってほしいが、オフィスでの休み時間やお子様にあげるおやつだったり、いろんな所でサツマイモのおいしさを感じていただきたい」
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