高知県内で使えるキャッシュレス決済のサービスが来年春に開始されることになりました。手数料など事業者の負担を軽くすることで、「県内でお金と人が動く」仕組み作りを目指します。
デジタル地域通貨「ジモッペイ」を開発したのは高知信用金庫です。「ジモッペイ」は、ATMや窓口からアプリにチャージすると、キャッシュレスで買い物ができるという仕組みです。
導入する事業者は、他のサービスでは決済代金の2~3%の手数料がかかるのに対し、「ジモッペイ」では決済手数料がかからず、基本料金も不要です。これによりデジタル化で増している事業者側の負担を軽減します。また店ごとに独自でポイント還元などのキャンペーンも実施することができ、販売促進につながります。このように「県内でお金と人が動く」仕組みを作ることで、地域活性化につなげたい考えです。
(高知信用金庫 山﨑久留美 理事長)
「高知県には経済や人口減少という地域課題が大きくのしかかっている。コロナ明けに人を動かす方法を考えたいということで、人が動くとお金が動きます、逆にお金が動くと人が動くことになるのでそういった理由でデジタル決済を準備した」
「ジモッペイ」は今年11月から加盟店を募集し、来年3月にサービスを開始する予定です。高知信用金庫は今後、ふるさと納税や税金の納付などにも活用できるよう、整備を進めていくということです。














