続いては石油ファンヒーターと石油ストーブです。

注意すべきはタンクに残っている灯油や昨シーズンから持ち越した灯油です。
正常な灯油は無色透明ですが、古いものは黄色くなり変質してしまうのです。

変質した灯油や屋外で保管して雨などが入ってしまった灯油は、暖房機器の故障につながるので使わないでください。

株式会社コロナ 技術本部 齋藤祐哉さん
「まずは新しい灯油を購入してもらって、新鮮な灯油で使い始めていただきたいと思います」

このほか、石油ファンヒーターは「フィルターの掃除」が、石油ストーブでは「自動消火装置のチェック」が必要です。

灯油を入れ、調節つまみを点火位置にセットし「スピード消火ボタン」を押して自動消火装置が正常に動くかどうか確認してください。

株式会社コロナ 技術本部 齋藤祐哉さん
「元あった位置にハンドルが戻れば、対震自動消火装置が正常に働いているということになります」

長く使っていると火が付く「しん」に不純物が付き自動装置が作動しなくなることも。そんな時は灯油を入れずに点火し、火が消えるまで待つと不純物が取り除かれるそうです。

株式会社コロナ 技術本部 齋藤祐哉さん
「本格的な寒さが来るシーズン前に暖房機器の点検と手入れをしっかり行ってもらって、これからの冬を乗り越えていただければなと思います」

これからしばらく欠かせなくなる暖房機器。正しくチェックして安全に使いましょう。