絵やイラストなどの模様を再現して栽培された「絵入りリンゴ」の箱詰めが青森県弘前市で行なわれました。2024年夏に開催されるパリ・オリンピックを記念し、フランスの観光名所などが描かれています。

フランスのマクロン大統領に岸田文雄総理。本物そっくりの絵が浮かぶのは収穫されたばかりの青森県産リンゴです。絵入りリンゴは実にかける袋を製造している佐藤袋店が手がけていて日仏友好の一環で2002年から毎年、フランスの大統領官邸などにリンゴを送っています。

弘前市の農家が栽培したリンゴの「むつ」には2024年のパリ・オリンピックの開催を記念してエッフェル塔やノートルダム寺院など18種類の絵入りリンゴを作り上げました。

佐藤袋店 佐藤義博社長
「(今年は)リンゴの着色に必要な寒暖の差がなかなか出てこなくて非常に心配しましたがきょうなんとか絵柄のデザインを確認して発送できることを嬉しく思います」

「ウクライナの情勢非常に世界の平和が不安定になってきていますのでその辺の願いを込めた作品もあります」

絵入りリンゴはフランスのほか東京の首相官邸やウクライナ駐日大使館などに合わせて約120個が贈られます。