建設業に新しい技術を活用してもらおうという体験会が、23日、高知県香南市で行われました。

23日香南市の物部川で行われた体験会は、建設に携わる人に新しい技術を学んでもらおうと、高知市のミタニ建設工業が主催しました。

体験会には物部川で堤防工事に携わる企業からおよそ30人が参加しました。

AR技術を紹介するブースでは、タブレット端末に完成予定の堤防を表示。参加者たちは端末を手に現場を歩くなどして技術を体験していました。

担い手不足が続いているという業界の課題に対応する技術も。

これまで人が行っていた鉄骨の測定を写真1枚で可能にする技術や、対象物を写真に撮ると3Dで表示できる技術などが紹介されていました。

(ミタニ建設工業 土木部 伊藤吟 所長)
「聞いて学んで体験してもらって次の工事で活用してもらえたらいいなと思う。担い手不足や若手の離れで大変なところもある。この新しい技術で楽に良いものができるようになればいいなと思う」