平野部での目撃・痕跡情報が相次いでいるクマ。新築の住宅が建ち並び人口が増えている富山市の人気エリアでも、21日から目撃・痕跡情報が続いていて、県が警戒を呼びかけています。
常願寺川の左岸にあたる富山市の藤ノ木校下ではおとといからクマの目撃が相次ぎ藤ノ木小学校では、児童がクマ鈴をつけて登校する姿や、車で送迎する保護者がけさも多く見られました。藤木校下は住宅街が多く近年、人口が増えているエリアですが田んぼやが畑が広く残る藤ノ木中学校周辺や常願寺川沿いの地区で目撃や痕跡情報が相次いでいます。

また、7キロほど南側の富山市西番でも住宅の柿の木に、23日早朝、クマの爪痕が確認されました。この家で暮らす70代の男性によりますと、22日夕方以降に付いたものとみられ、周辺にはクマが食べたとみられる柿の実の種が散らばっていました。

22日朝は、砺波市庄川町庄や立山町利田でも痕跡が確認されていて、県などが警戒を呼びかけています。