富山県富山市の60代男性が、投資をめぐる詐欺で2000万円あまりをだまし取られました。

警察によりますと、今年9月上旬から10月上旬の間、富山市に住む60代男性は、インターネット上の「ゴールド投資サイト」で知り合った「著名な投資家」を名乗る人物から「優良株に興味ありますか?」などと誘われました。
男性が「興味あります」と答えると、投資家のアシスタントを名乗る人物から、「LINE」の投資に関するグループチャットに招待され、グループ内で「買い」「売り」などに関する助言を受けました。

男性はその助言を踏まえて、指定された銀行口座に複数回に分け合計2140万円を振り込みました。
その後、男性はアシスタントを名乗る人物と連絡が取れなくなったことから被害に気付いたということです。
こうしたSNSを利用した投資関連の詐欺被害は増加していて、警察は「うまい儲け話」に乗らないよう、SNSなどだけでやり取りしている相手の投資話を安易に信じない、見ず知らずの個人名義の口座に入金をしないことなど注意を呼びかけています。