■全日本ターゲットアーチェリー選手権大会(22日、東京・江東区 夢の島公園アーチェリー場)
アーチェリー日本一を決める全日本選手権が行われ、女子リカーブではパリ五輪日本代表に内定している野田紗月(23・ミキハウス)が2連覇を果たした。
今年8月に行われた世界選手権の個人で銅メダルを獲得しパリ五輪代表の座を掴んだ野田は、9月のアジア大会では混合リカーブで銀と国際大会で結果を出してきた。国内の大会でもその実力を発揮。決勝の第1セットでは満点の10点を3連続でマークし、7-1で安久詩乃(25・堀場製作所)を破った。試合後「2年連続日本一はなかなか獲れることじゃないので嬉しい気持ちです」と笑顔で語った。そしてパリ五輪に向けては「日本の中で1位になったということで日本に留まらず世界でも1位を獲れるように頑張りたい」と意気込んだ。
そして男子リカーブでは斉藤史弥(18・日本体育大学)が初優勝。8月の世界選手権の男子団体で銅メダルに輝き、パリ五輪代表に内定している斉藤は、この日の決勝では東京五輪団体銅メダリストの河田悠希(26・エディオン)を6-2で破った。
初の日本一に「とても嬉しいし、パリ五輪代表の意地を見せられた」とし、パリ五輪に向けて「目標はメダルを獲ることが最低ライン。メダルを獲ることでアーチェリーの知名度が少しでも上がって競技人口が増えたらいい」と語った。
【女子リカーブ結果】
1位 野田 紗月 (23・ミキハウス)
2位 安久 詩乃 (25・堀場製作所)
3位 園田 稚 (21・早稲田大学)
【男子リカーブ結果】
1位 斉藤 史弥(18・日本体育大学)
2位 河田 悠希(26・エディオン)
3位 青島 鉄也(21・日本体育大学)