物価高の家計負担が一段と深刻です。みなさん、エンゲル係数って覚えていますか。出費のうち「食費」の割合を示すエンゲル係数。ここ43年で最高なんです。
小学4年生の子どもを育てるシングルマザーの室井さん。1年前に取材した際には…
シングルマザー 室井かなえさん
「食品とか日用品が上がってきている」
物価高で子どもの習い事が難しくなっていると話していました。その後、物価高はさらに進み、家計は一段と悪化。最大の悩みは食費だといいます。
シングルマザー 室井かなえさん
「(食費は月あたり)5000円とか1万円いかないくらい上がった。ストレスだなっていうのは少しある。外食をしないとか、好きなものより安いものを買って食べるとなると」
室井さんはNPOから食料品などの支援を受けていて、この日も担当者が訪れました。
NPO法人ぱんだのしっぽ 小川達也理事長
「満足に食事がとれない親御さんもいますし、子どもに対しても十分な食事を提供できない家庭がかなり増えています」
9月の全国の消費者物価指数。伸び率はプラス2.8%で13か月ぶりに3%を下回りましたが、生鮮食品を除く食料は8.8%上昇と高止まりしています。
きょうから始まった臨時国会では、物価高に対応する経済対策が最大の論点となります。政府は高騰するガソリン代や電気・ガス代支援の延長などを検討していますが…
第一生命経済研究所 経済調査部 熊野英生首席エコノミスト
「庶民感覚としては食料品が高い。それが困る。政府の経済対策の弱点は、食料品の押し下げに手が届かない」
家計の消費支出に占める食料費の割合を示したエンゲル係数。エンゲル係数は29%と1980年以来、過去最高に。食費の負担が増え続けています。その主な要因が円安です。
日銀は円安につながる異次元緩和を今も続ける一方で、政府は円安による負担軽減のために税金を投入しています。
第一生命経済研究所 経済調査部 熊野英生首席エコノミスト
「政府と日銀が緊密に連携しながら行き過ぎた円安を是正する。食料品価格を落とすには一番効果がある」
今年度の家計負担は、おととしより21万円程度増える見通しです。
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