俳優の桃井かおりさんが、「第6回 種田山頭火賞」を受賞し、都内で行われた授賞式に出席しました。

第6回 種田山頭火賞 授賞式




「種田山頭火賞」は、俳人・種田山頭火にちなみ、信念を貫いた生き方で多くの人びとに感動を与えた文化人・表現者を顕彰する賞。本年度の選考委員は、評論家の山田五郎さんと作家の中江有里さんが務めました。

桃井かおりさん




米・ロサンゼルス在住で、日本での公の場は数年ぶりという桃井さんは、黒の着物姿で授賞式に登壇。賞状を受け取った桃井さんは、“どう、選考で選ばれたのかが気になる桃井ですが、本当にうれしくて、本当に選んでくれてありがとうございます。生きていてよかった"と「感謝」と「選考基準の疑問」を語りました。

その選考基準について山田さんは、「(選考委員は)今回が初めてだった。私どももてっきり俳句の賞だと思っていたんですけど…『(種田山頭火賞は)俳句の賞ではないんです』と言われて、何の賞なんだよと。過去の受賞者を見てもどういう選考基準なんだ?」と当初、困惑したことを明かしました。

しかし、「山頭火的な生き方をしている方ということで…言葉として悪いかもしれませんが、『無頼』『孤高』という言葉が思い浮かんだ。それなら桃井かおりさんでしょという感じで。アングラ感があって、それが芸能界の王道をまっすぐに進んで行かれた凄さ。桃井さんほどふさわしい方はいない」と、山田さんは桃井さんの受賞理由を説明しました。

山田五郎さん



桃井さんは、11月2日に発売予定の著書「桃井的ことば」の言葉を用いて、“「七十から要らないのは今までの自分」と書いたんですが、コロナの時期に、今までの悪事、汚点、失敗をものすごく反省したんです。それでも生きてこられたのは、「言葉の力」だった。着物を着ることができるようになる「着慣れる」、その先に「着崩す」というのがあるように、「生き崩す」というのがあってもいいんじゃないかと。そういう言葉を思いついたりして、反省して生き直すことにしました”と独特な「桃井節」で語りました。

桃井かおりさん



悪事の詳細について問われると、“ここで話せるような悪事なら、それは悪事ではない”と笑顔で答え、“(受賞して)こういう暴れ者も生きていていいんじゃないかと思いました。そういう賞ですよね”と報道陣の笑いを誘いました。


【担当:芸能情報ステーション】