地震は予知が難しくいつ起こるか分かりません。

中越市民防災安全士会の野村祐太さんは「地震は事前の備えが大事。特に、発生直後に生き抜く備えと生き抜いた後の備えが必要」と話します。
まずは「発生直後に生き抜く備え」です。

中越地震でけがをした216人について原因を調べると、多かったのが倒れた家具や上から落ちてきた物によるけがでした。新潟県によりますと、家の耐震補強や家具の固定をするだけでけがをする人は86%も少なくできるということです。

続いて「生き抜いた後の備え」についてです。
自宅以外の場所で地震が発生することもありますよね。自宅まで歩いて帰ることや近くの避難所まで行くことを想定して、最低限必要なものを普段持ち歩いているバッグに入れておくことが重要です。

最低限必要なものとはどんなものでしょうか?
例えば、モバイルバッテリーや懐中電灯、簡易トイレや普段から飲んでいる薬など人によって違うと思いますので、自分は何が必要なのかイメージしながら備えておきましょう。
いつ襲ってくるかわからない地震。あらためて事前の備えが必要です。