静岡県は10月20日、熱海保健所管内に暮らす70代の女性がマダニが媒介する日本紅斑熱に感染し、死亡したと発表しました。静岡県内で、日本紅斑熱が原因で死亡したのは、2023年では初めてとなります。
県によりますと、70代女性は10月12日、発熱や体が動かなくなるような症状があり、熱海保健所管内の医療機関に入院しましたが、容体が急変し、翌日、亡くなりました。症状からダニが媒介する感染症の疑いがあったことから、静岡県環境衛生科学研究所で血液検査を行ったところ、日本紅斑熱の病原体遺伝子が検出され、18日に日本紅斑熱であることが確認されたということです。
亡くなった女性は、「自宅の庭で作業中に虫に刺された」と話していたことから、日本紅斑熱の病原体を保有するマダニにかまれたことにより、感染したと推定されるとのことです。2023年、静岡県内での日本紅斑熱による死者は初めて、感染者は7人目となります。
日本紅斑熱は、病原体をもつマダニにかまれることで感染し、高熱や発疹の症状が出て、重症化した場合は死に至ることもあります。県内では2018年以降、今回を含めて41例が確認され、そのうち、3人が亡くなっています。
マダニの活動は、秋まで盛んといわれていて、県は、野山や草むら、畑などに入る場合は、長袖や長ズボン、足を完全に覆う靴を着用するなど、肌の露出を少なくしてほしいと注意を呼び掛けています。
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