そもそもデートDVとは?専門家に聞く
交際相手からの暴力、デートDV。
20年ほど前、この言葉を作り、今も問題解決に取り組む山口さんは
周りのより積極的な介入が必要だと話します。
(「デートDV」の言葉を作った山口のり子代表)
「力を使って相手を思い通りに動かすのがDV。
それを維持するために加害者はいろんな力を使う。
もう束縛されたり支配されてるので、別れるっていうことも言い出しにくい。言い出したら脅されて、付き合い続けることになってしまうことが多い」


DV問題に詳しい堀江哲史(ほりえ さとし)弁護士は。
(ミッレ・フォーリエ法律事務所 堀江哲史 弁護士)
「例えば、暴力を振るってけがをさせれば暴行罪、傷害罪。
本当はしたくないのに、性的な行為を強要されれば不同意性交罪。
やっている内容を見ると、れっきとした犯罪であるということも十分にある」


国は2005年から、交際相手によるDVの実態も調査していますが、
およそ17%、6人に1人の女性が何らかの暴力を経験していると言う結果が出ています。

しかし交際相手の暴力には、現在のDV防止法は適用されないため、
対応が難しいのが現状です。
