銀行の店舗の形に変化が生まれています。従来から大きく形を変えた新型の店舗が報道陣に公開されました。

三井住友銀行がきょう報道陣に公開したのは「ストア」と呼ばれる新型の店舗です。

これまでと大きく違うのはその立地です。従来のメガバンクの店舗は、ターミナル駅の目の前などに構えるのが一般的でしたが、千葉市内のこちらの店舗はショッピングモールの中にあります。

また、内装も大きく形を変えています。他のテナントと同様、壁やドアがなく、中の様子が通路からも見えるようになっています。

さらに、店舗内は見慣れた窓口カウンターがない代わりに、ブースで仕切られた相談スペースや手続きなどを案内するアバター端末が設置するなど、コンパクトなつくりとなっています。

三井住友銀行は、商業施設などに小型化した店舗を出店することで、ファミリー層などより多様な利用者との接点を増やすほか、年間1億円ほどのコストを削減できるとしています。

2025年度末までに、全国のおよそ400店舗のうち250店舗をストアに転換する方針です。