「釣れた!とれた!きょうはとれた!いっぱいとれた!」

差別や偏見を恐れながらも覚悟を決め、原告を引っ張り続けた皆川さん。
提訴からおよそ10年が経ち、ようやくひとつのゴールが見え始めています。

皆川栄一さん
「やっぱり長かったですよ。10年間闘ってきた仲間、その人たちの苦しみとかを分かっているから、それに対して(勝訴で)答えられればなと思ってますけど」

同様の裁判は大阪、熊本、東京でも起こされていますが、大阪地裁は9月に原告128人全員を水俣病と認め、国などに賠償を命じる判決を言い渡しました。

結審を前に開かれた決起集会で皆川さんは「光が見えた」と話しました。

皆川栄一さん
「新潟の水俣病の裁判もほぼ同じようなもので、これで新潟も絶対勝てると、私は思いました。全員が救済されるまで、最後までこれから頑張るつもりでございます」