おもむきのある町並みで知られる岡山県真庭市勝山地区で、古い民家の保存に向けた学術調査が行われています。少子高齢化で空き家が増える中、歴史ある景観を後世に残すため、建物の価値を改めて地域の人に認識してもらい、守っていこうという取り組みです。

出雲街道の宿場町、そして高瀬舟の発着する川湊として栄えた真庭市勝山の町並み保存地区です。

当時の面影を伝える歴史ある景観は今、存続の危機に立たされています。

(勝山振興局地域振興課 山本茂樹課長)「地域の中の方々も徐々に高齢化しまして、空き家も目立つようになってまいりました」

町並み保存地区の人口は22年間でおよそ3割減少。それにともない老朽化が進む建物の維持・管理が難しくなってきたのです。