憧れの花園出場を目指す富山の高校ラガーマンたちを紹介するシリーズ。2回目は磨き上げたタックルで因縁の相手との初戦突破を狙う富山工業です。

13年ぶり15回目の花園出場を目指す富山工業。

長らく花園の舞台から遠ざかっていましたが、ことしの富山工業は一味違います。

廣岡直輝主将:「3年間目立った成果がなくこのまま終わるわけにはいかないので最後に結果を出せるように頑張ります」

この花園予選へと鍛え上げてきたのが、コンタクトプレーです。

ディフェンスから前へ出るためにフィジカルを強化。その中心となるのは前線で体を張る平均86キロのフォワード陣です。

FWリーダー 山川大空選手:「大事な時に体を当てれなかったり当たり負けをしたところがあるので、そこでは絶対に負けたくない」

ことし4月の春季大会そして5月のインターハイ予選ではいずれも王者・富山第一に1トライも奪えず初戦敗退しました。そして、この花園予選も初戦の相手は富山第一。気持ちが高まっています。

山川大空選手:「初戦で倒すことでチームの意識が上がるし」

廣岡直輝主将:「しっかり勝ち切りたい」

悔しさをばねに磨き上げたタックルでその壁を突破し、その先の花園へ。

山川大空選手:「フォワードで圧倒して花園に出場します」

廣岡直輝主将:「やってやろうっていう気持ちがチーム全体で出来上がっているので、力強くやり切りたい」