パレスチナ自治区ガザの人道危機が深刻化するなか、南部の検問所には越境を求める人などが多く詰めかけましたが、開通はまだ実現していません。

ガザ南部のエジプトとの境界、ラファ検問所では16日、越境を希望する多くの人が集まりました。

この日は、外国籍の住人の退避や、食料などの支援物資がエジプト側から搬入されるとの見方が出ましたが、現時点で実現には至っていません。

記者
「地上侵攻、始まると指摘されるなか、イスラエル軍の軍用車両が準備を進めています」

一方、イスラエル南部ガザとの境界付近では、16日もイスラエル兵が軍用車両の運び入れを行うなど地上侵攻に向けた準備が進められています。

こうしたなか、イスラエル軍はハマスに拘束された人質が199人にのぼると発表。「最優先課題として取り組む」と強調しました。