4年ぶりに高知県四万十市と四万十町で開かれた「四万十川ウルトラマラソン」。およそ2000人のランナーが100キロなど過酷な長距離に挑みました。
新型コロナの影響や運営ボランティアの不足などで中止が続いた「四万十川ウルトラマラソン」が15日、4年ぶりに四万十市と四万十町で開かれました。
46都道府県から応募があり、100キロの部と60キロの部に合わせて1963人が出場しました。
ランナーたちは峠を越えて四万十町に入り、朝日に照らされた四万十川沿いを駆け抜けます。
川のせせらぎが聞こえる中、四万十市西土佐の半家(はげ)の沈下橋を渡って折り返し。ここでは、毎回近所のお年寄り数人が姿を見せ、声援を送っています。
「自分も走ってみたい。」
「がんばれ」
以前陥没していた岩間(いわま)の沈下橋は橋が修復されたため、今回、再びコースに。風を受けて、ランナーが渡ります。沈下橋を望む広場にある茶屋の女性は?
「4年ぶりにできたということは、すごくうれしいことですね。沈下橋と四万十川を見ながら気持ちよく、ランナーに走っていただきたいです。」
沿道ではボランティアの住民たちが飲み物やバナナ、パンなどを並べランナーをもてなしたり、名前やゼッケンを呼んで応援したりしていました。
100キロの部、男子のトップでゴールしたのは四万十川ウルトラマラソンが100キロへの初挑戦だったという和歌山県の竹中俊樹さん。タイムは6時間52分28秒でした。
(100キロの部優勝(男子)竹中俊樹さん)
「80キロ以降めちゃくちゃ足がきつかったので、最後まで応援の方がいたのでがんばれました。集団でなく一人だったので、ゼッケンで名前調べて呼んでくれて、地元の方に応援してもらえて元気が出ました。」
なお、100キロの部の女子は前回の2019年に引き続き、千葉県の仲田光穂さんが優勝しました。4年ぶりの四万十川ウルトラマラソン。完走したのは1530人でした。














