青森県産の食品がまだほとんど輸出されていないタイでの販路拡大を目指して、現地からバイヤーが招かれ中国の禁輸措置で行き場を失っている県産ホタテの商談会が開かれました。
青森県とジェトロ青森が企画した1泊2日の視察ツアーにはタイの企業2社と日本航空グループの商社からバイヤー3人が参加し、初日の16日は県漁連でホタテの商談会が開かれました。県漁連の担当者はホタテガイが生きたままで青森からタイへ輸出できることや身の大きさ、味の特徴について説明しました。
UFMFujiSuper(タイ) クンパン・アポンパットトップバイヤー
「タイに戻ったら青森のホタテを広く売りたいです。ホタテは寿司とか刺身とかボイルで食べられています。青森のホタテはとてもおいしくて甘くていい香りでした」
タイのスーパーマーケットのバイヤーは2か月前に北海道産ホタテの在庫が底をついて以降、青森県産に切り替わっても売れ行きが良いため今後は販売する店舗を増やしたいと意欲をみせました。
青森県漁連 熊木正徳専務
「直接販売できるような土台ができているとういうことで非常に期待度が高いと思っています」
ジェトロ青森によりますと2022年に輸出された県産のホタテ約8800トンのうちタイはわずか3トンで、今後の販路開拓が期待されています。県は2023年12月にタイで開催する「青森県フェア」でホタテをはじめとする水産物も取り扱えるよう調整を進めています。














