文部科学省による解散命令請求を受け、旧統一教会が東京で会見を開きました。請求後初の会見で、「宗教団体をつぶす前例になる」として全面的に争う姿勢を示しました。教団による被害を訴える男性がテレビ高知の取材に応じ「全て嘘だ」と憤りをあらわにしました。
文科省は今月13日、旧統一教会に対する解散命令を東京地方裁判所に請求。教団について、高額な献金などに関与し、解散命令の要件である「法令に違反して著しく公共の福祉を害したと明らかに認められる行為」などがあったとしていて、およそ5000点に上る証拠を提出していました。
これを受け、旧統一教会はきょう午後、東京・渋谷区の本部で記者会見を行いました。『問題とされた信者の献金は宗教行為で、宗教の目的から外れているとは言えない』と主張。解散命令の根拠が欠いていると指摘しました。
▼橋田達夫さん「すべて嘘ですよ、これ。ここまでよく嘘を言いますね。」
元妻による旧統一教会への高額献金などが原因で家庭が崩壊し、長男が自殺したなどと、実名を明かし訴えている高知県南国市の橋田達夫さんは、教団の会見をリアルタイムで視聴し、教団の『2009年以降、コンプライアンスを重視した活動をしている』などの主張について「嘘だ」と一蹴しました。
――『2009年以降コンプライアンスを重視した活動をしている』と主張してたが
「彼らの言ってることと現実とは全く違うと僕は。こういう言い方しかないです。もっときつい言葉で言えば全く嘘だと。実際に僕が受けたことは彼らは2009年以降そういうことはないっていうんですけど、僕は2012年に土地を売られたりとか2015年に印鑑を買ったりとかそういうことをされていますので、全く彼らの言っていることは嘘であると」














