国連人道問題調整事務所は16日、パレスチナ自治区ガザの病院で非常用電源の燃料が今後24時間以内に尽きると警告しました。数千人の患者の命が危険にさらされる可能性があるとしています。

国連人道問題調整事務所によると、イスラエルが今月7日に電力と燃料の供給をストップしたことにより、ガザ地区は5日連続で停電が続いているということです。

地区の病院では、非常用の電源などを使って、1日1000人程度の治療を続けているということですが、そのための燃料の備蓄が今後24時間以内に尽きる見通しだと警告しました。それによって、数千人の患者の命が危険にさらされるとしています。

また、赤十字国際委員会も「ガザの病院は電力がなければ、遺体安置所になる危険性がある」としています。