2024年パリ五輪出場をかけた「マラソングランドチャンピオンシップ・MGC」が、あさって(15日)東京で開催されます。2位まではマラソン日本代表に内定するという大一番。岡山の天満屋からは4人の選手が出場します。

パリへの切符獲得を目指す思いを聞きました。

(天満屋 前田穂南選手)
「いよいよレースが近づいて来ているんだなっていう楽しみと、ワクワク感はすごくあります」

10月5日までアメリカ・アルバカーキで合宿を行っていた天満屋勢。前回、MGCで優勝し東京五輪に出場した前田穂南選手は、追い込んだ練習を積めたと自信をのぞかせます。

(天満屋 前田穂南選手)
「今までに比べると質の高い練習が入ったりして、そこもしっかり集中して取り組めたかなという手ごたえはあります」

(天満屋女子陸上競技部 武冨豊 監督)
「2時間22分32秒という自己ベストがあるんですけど、それでは代表になれない可能性がある。守りに入らず攻めの姿勢で走ってくれたら」

2021年。夢の舞台だった東京五輪は33位。その後もケガや体調不良に苦しみました。MGCは自己ベストを超える走りで、必ずパリへの切符を掴み取ると決意しています。

(前田穂南選手)
「東京五輪は、自分の中でもすごく良い経験となって、もう一度五輪に出てパリで世界と勝負したいという思いがあります。日本代表内定をとりたいと思っています。」

MGC初出場の大東優奈選手、谷本観月選手、松下菜摘選手は、「挑戦」の気持ちで臨みたいと話します。

(天満屋 大東優奈選手)
「すごい強い選手もたくさんいる中で、自分の力も試しながら、五輪の切符を掴んでいけるように頑張っていきたいと思っています」

(天満屋 谷本観月選手)
「前田選手はレベルが違うので、そういう姿を見ながらすごい刺激を受けたし、弱気にならずどんどん自分で攻めていくような、悔いの残らないレースにしたいと思います」

(天満屋 松下菜摘選手)
「天満屋でマラソンをさせていただいて、結果もついてきて、少しずつ五輪という目標は出てきているのかなと思います。勝負していきたいなと思います」

運命のレースは、あさって(15日)東京で午前8時10分にスタートです。