天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは伊勢神宮に奉納する「神馬」と呼ばれる馬を見学されました。

天皇ご一家はきょう午後、宮内庁の厩舎を訪れ、伊勢神宮の「神馬」となる「本勇号」(8歳)を見学されました。

ご一家はえさのにんじんを本勇号に与えられ、皇后さまは「毛並みがいいですね。体重はどれくらい?」などと盛んに質問をされていました。

えさのおかわりをねだる馬が脚を高く上げる様子を見て、ご一家で「脚がどんどん高く上がりますね」と笑い合い、馬の鼻を何度もなで「がんばってね」と声をかけて、「神馬」としての活躍を願われている様子でした。

伊勢神宮では、内宮と外宮でそれぞれ2頭の「神馬」と呼ばれる馬が飼われています。

「神馬」は奈良時代から国家安寧のために皇室から奉納されてきましたが、中世に途絶え、江戸末期に復活しました。

本勇号は内宮で飼われていた「国春号」が今年6月に35歳で死んだため、新たに奉納されることになりました。

御料牧場で調教された後、来年の1月以降に伊勢神宮に奉納されます。