アジア各国からの留学生に、日本の食事や文化について知ってもらおうと、特別支援学校の生徒が留学生をもてなしました。

交流したのは、高知県立山田特別支援学校高等部の生徒と、龍馬デザイン・ビューティ専門学校の留学生で、まずは街の散策で高知県香美市の八王子宮を訪れました。特別支援学校の生徒は9月、留学生から外国の文化を学んでいて、11日はお返しに、日本の文化を伝えます。

「外国の人が書いた(絵馬)、インドネシア語みたい、字が…」

宗教上の理由から参拝はできませんでしたが、留学生は日本の神社の厳かな雰囲気を感じ取っていました。

その頃、学校では食事の準備が…。インドネシア、ベトナム、中国、ネパール、インドからの留学生に、日本で古くから親しまれてきた「だんご」を振る舞います。

散策を終え学校に戻って来た留学生に用意された味は、甘い「つぶあん」と「きなこ」、そして、辛めの「麻婆」。留学生たちが「初めて食べる」というそのお味は?

「おいしい」

(ベトナムからの留学生)
「(Q.どれがおいしかった?)こちらの名前は?きなこ!きなこが一番好き」

食事の合間、生徒からは緊張しながらも勇気を出した質問が。

「ベトナムの人は熱が出たらどうする?」
「薬を飲む。ベトナムの薬と日本の薬はちょっと違う。ベトナムの薬はちょっと強い。飲んだら30分後にすぐ眠くなる」

お互いの国のことを知ることができた今回の交流は、生徒と留学生にとっていい刺激になったようです。

(ベトナムからの留学生)
「楽しかったです。みんなとお話もできたし、楽しかった」

(高等部の生徒)
「緊張してあまり話せなかったが『日本の曲は聞く?』とか、そんなことを聞けた。楽しかった」