先月、宮崎市の路上で帰り道が分からなくなっていた90代の女性を発見、保護したとして、2人の女子中学生に警察から感謝状が贈られました。

感謝状を受け取ったのは、宮崎市の本郷中学校2年、松下絢音さんと、牧平花凛さんです。


(松下さん・牧平さん)「このあたり」

2人は先月中旬、下校中に道に迷っている90代の女性を発見。


(松下さん・牧平さん)
「一人で車いすだったから。どうしたんだろうみたいな。危ないし。こけたらこわいなと思って。声掛けました」


その女性は「家までの道が分からない」と困っていたと言います。

(松下さん)
「雨が降っていて、地面が滑りやすかったから怖いなって。花凛ちゃんが車いすを押して、私が傘をさしていました」


当時は雨が降っていて、2人は、傘を持っていなかった女性を気づかいながら、家を探しました。

(松下さん・牧平さん)
「家が近いと言っていたんですけど、ここらへんをぐるぐる30分ぐらい回っていたんです。でも(家が)なくてどこだろうって。
子連れの女性の方が止まってくれて。話を聞いてくれて。そのあとに、そのまま警察の方に電話していただきました」


その後、女性は警察に無事、保護されました。

(宮崎南警察署 山崎陽一副署長)
「お二人が、助けてくれなければ、事件とか事故に巻き込まれる可能性が非常に高かったと思いますので、お二人の勇気ある行動で、高齢者の方を助けていただいたということで、非常に感謝しています」

警察は「普通と違うなと思ったら、躊躇なく110番してほしい」と呼びかけています。