イスラエルとイスラム組織「ハマス」による戦闘は5日目を迎え、双方による攻撃の応酬が激化。双方の死者はあわせて1900人を超えています。現地から中継でお伝えします。
イスラエル中部・テルアビブです。イスラエルでは10日、パレスチナ自治区・ガザを支配するハマスがロケット弾の発射を続けていて、イスラエル軍によりますと、これまでに少なくとも1000人が死亡、2800人がけがをしました。
一方、イスラエル軍もガザに対して報復攻撃を繰り返していて、ガザ保健省は空爆などの攻撃による犠牲者が900人になったと発表。双方あわせた死者数はこれまでに1900人を超えています。
私がいるテルアビブでも緊張は続いていて、きのうはロケット弾が飛んできたことを知らせるサイレンが3度鳴りました。
きのう、車で移動中にサイレンが鳴ったため、急きょ、路肩に車を止めて近くのアパートの地下に逃げ込みました。同じように避難する人たちはたくさんいて、街なかは一時、騒然となりました。
また、地元テレビ局は、ガザ近くにあるイスラエル南部の集落で、幼児や子ども40人を含む200人の遺体が見つかったと報じています。
こうしたなか、イスラエル軍は過去最大となる30万人の予備役を招集、戦車などの軍用車両を南部に集結させていて、近くガザへの地上作戦に踏み切るとみられていてます。
一方、そのガザの被害も深刻な状況となっています。
国連人道問題調整事務所 ジェンス・ラーケ氏
「(ガザ地区の)医療施設や水道、衛生施設が被害を受けている」
国連人道問題調整事務所は10日、ガザの住宅や医療施設などが破壊されていて、「20万人が避難を余儀なくされている」と指摘。イスラエル当局がガザへの水の供給を止めたほか、電気や食料へのアクセスも非常に難しくなっていて、人道状況の悪化は避けられないとしています。
攻撃の応酬が激化するなか、双方でさらに犠牲者が増えるおそれが高まっています。
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