クマによる人身被害が相次いだことを受けて富山県は10日、緊急の対策会議を開きました。ことしはクマが主食とするブナとミズナラの実が不作で、今月のクマの出没件数は53件と去年10月1か月間の2倍以上にのぼっていることなどが報告されました。

富山県はツキノワグマ出没警報を出し柿などクマをひきつけるものはなるべく取り除くことや、クマが活発に活動する朝夕は極力、農作業などを控えるよう呼びかけています。



富山県自然博物園ねいの里 間宮寿賴館長補佐:「一番の要因となっているのが柿の実、これを早く除去していただくことが一番大切かなと思います」「木々を伐採しているときに、クマに襲われたという事例もあるので、時間帯とか、複数人でやることが必要になってくる」
