萩野谷あゆみさん:
何か生理じゃないときの出血がずっと続いている感じで。何件か病院も行ったんですが、そこでは「何もない」って言われたので、何かこの症状は疲れとか何かそういった若い女性ならではの症状なのかなって。

がんは既にステージIIの段階。子宮の全摘出を免れない状況でした。

萩野谷あゆみさん:
でも、どうしても子どもが欲しい。子どもが欲しかった。

そこで抗がん剤でがんを小さくし、小さくなったがんを取り除く方法に望みをかけ、何とか子宮を残すことができました。しかし…

萩野谷あゆみさん:
髪の毛が無くなるのは本当に辛かった。(しばらくは)トイレに行きたいという感覚がなくなるんです。自分で「導尿」と言って管を入れておしっこを出さなくてはいけないんですよ。惨めだし誰にも言えないし。そういうことをみんな知らないじゃないですか、そうなることを。悲しくなった。