約270年前から福岡県八女市に伝わる国の重要無形民俗文化財「八女福島の燈籠人形」が3年ぶりに上演されることになり、大学生が制作した舞台の背景になる幕が寄贈されました。
縦3メートル、横6.3メートルの布に描かれた、荒々しい波と黄金の雲。夕日の色に染まった珪化木で長い時間の経過を表現しています。
九州産業大学で日本画を学ぶ学生21人が制作したのは、福岡県八女市に伝わるからくり人形芝居「八女福島の燈籠人形」の背景となる2枚の幕です。
三味線や太鼓のお囃子に合わせて舞台の横と下から操る人形芝居は、毎年秋に、八女市の福島八幡宮で開かれる放生会で上演されます。
九州産業大学は燈籠人形の保存会から依頼を受けて、2014年から毎年背景幕を寄贈してきましたが、過去2年間は新型コロナウイルスの影響で上演会が中止に。今年は3年ぶりの開催が決まり、背景幕の寄贈式が行われました。
学生たちが手がけた背景幕は、9月23日から25日にかけて行われる上演会で、躍動する人形たちの物語を美しく彩ります。
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