高知県内に伝わる伝統芸能を楽しむイベントが高知市で開かれました。後継者不足の中、地域に残る民俗芸能を引き継いでいくことが課題です。
このイベントは数多くの伝統芸能を身近に感じてもらうとともに、次の世代に引き継いでいくことを目的に県などが初めて開きました。
高知市の丸ノ内緑地に設けられたメインステージでは午前中、400年以上の歴史があるといわれる仁淀川町の池川神楽が披露され、訪れた人たちを魅了していました。
高知県によりますと、県内にはかつて900を超える民俗芸能があったといいますが、2019年の調査では後継者不足などの理由から3分の1ほどにまで減少しているということです。
ステージだけでなく、会場には土佐和紙の紙すきを体験できるブースや、田舎寿司など地域の郷土料理を楽しむことができるブースも設けられました。冷たい雨が降る中、訪れた人たちは各地域で受け継がれている芸能や文化に触れていました。














