自治体でも対策 「置き配バッグ」無料配布も
「置き配」について、実は自治体もいろいろと対策をとっているということが調べたらわかりました。
例えば、八王子市では「置き配バッグ」というものを1万世帯に無料配布することを決めました。応募期間は10月1日から31日までですが、もう既に1日1000件ぐらいの応募があるということなんです。配布は来年の1月下旬ごろ、抽選で決定するということです。
「置き配バッグ」というのは折り畳み式のバッグで、折り畳んでいるときはおよそ13センチ。一般にも売られているものです。手のひらサイズのバッグをドアノブにケーブルのようなものでくくりつけて、荷物が来たらこれを伸ばして、広げてバックに入れます。そして、チャックを閉めて鍵を閉めるというものなんです。一般的な段ボール箱(120サイズ)まで入るサイズになっています。

さらに、長野県の諏訪市は実証実験を行いました。八王子市と同じ「置き配バッグ」を活用して4か月の実証実験を行った結果、再配達率84.6%削減に成功したということなんです。ですから、まだいろいろな方法がありそうですよね。

井上貴博キャスター:
ポイント付与でインセンティブ、とてもいいことだと思いますし、あとは配達員の給料を上げないと根本的には解決しないと考えると、例えば、再配達は有料化する。システムがちょっと難しいかもしれないですけど、有料化してもそろそろいいんじゃないかなと個人的には思うんですけど。
産婦人科医 宋美玄さん:
無償だとなくならない。あとクール便も対応の宅配ボックスがマンションにあるといいなとか、そういう改良の余地はありそうですね。