新潟県柏崎市の海水浴場で7月に沖に向かって流されていた親子を救助したとして、男性2人に上越海上保安署から感謝状が贈られました。
上越海上保安署長から感謝状を受け取ったのは群馬県渋川市の粕川秀行さん(42)と新潟県上越市の北村直樹さん(42)です。
粕川さんは今年7月16日、柏崎市の上輪海水浴場の岸から200mほどの地点でサーフィンをしていたところ、異変に気付いたといいます。

粕川秀行さん(42)
「岸にいた家族や友達たちが私の方に合図をしてまして、最初は何のことかわからなかったんですけど、時間が経つにつれて流されている人がいると気づいて…」
流されていたのは群馬県の11歳の長女と7歳の次女、43歳の父親。まず女の子2人が流され、助けに向かった父親も流されてしまったのです。3人は浮き輪につかまっていました。粕川さんは3人に声をかけた後、まずは7歳の次女をサーフボードに乗せて救助したといいます。

粕川秀行さん(42)
「サーフボードを持ってたんで、リーシュコードを繋いで自分が泳ぐっていう方法で助けました」
岸まで運んだ粕川さんは、子どもたちの母親に118番通報をするように要請しました。