献血について知ってもらおうと、小学校入学前の子どもたちを対象に献血の必要性と、支え合いの心を伝える紙芝居が上演されました。

この紙芝居は、幼いうちから献血についてよく知ってもらおうと制作されたもので、10月6日、南城市内の保育園で3歳から6歳の子どもたちを対象に上演されました。


県赤十字血液センター 島袋桜さん
「血って怖いなっていうイメージがあると思うんですけど、イメージを払しょくして、献血できる年齢になった時に、献血に協力いただけるきっかけになればいいなと思っております」

犬と猿のキャラクターが献血カーに乗り、血液不足で困っている病院や人々を助け支え合いの心を伝える物語で、紙芝居の上演後は子ども達から血液に関する質問が次々に飛び出しました。

参加した園児
「えっとさ~、血ってどうやってつくられてるの~?」
スタッフ
「血はね、体の中でみんなの体の中で作られます。詳しく言うと、骨の奥の方に骨髄というのがあって、それが血を作り出してます」

参加した女の子
「血が骨で作られていると思わなかった」
参加した男の子
「みんなを助けるところとか、困っている人を。大事だなと思った」

玉城こども園 與那覇汐里さん
「分かりやすいし、沖縄の”血ごーごー”だったり、そういうのがあって、子ども達も最後まで集中して見れていたかなと思って。分かりやすい紙芝居だったので、(それをきっかけに子ども達の血へのイメージが変わればいいなと思いました」

県赤十字血液センターによりますと、献血に協力する若者は、およそ10年前に比べて4割ほど減少し深刻な課題となっているということで、今後も小学校入学前の子どもを対象にした紙芝居や、絵本を通じた啓発活動に取り組んでいきたいということです。