岡山県備前市の英語体験事業で、参加者を募集する申し込みフォームで一定期間、申込者の個人情報が不特定多数に閲覧できる状態となっていたことがわかりました。
個人情報の漏えいがわかったのは、備前市教育庁が主催した「キッズイングリッシュキャンプ at Shizutani School」の開催に向け、参加者を募集するために受託事業者が作成した申し込みフォームです。
備前市教育庁によりますと、今月(10月)4日の正午頃から5日の午後7時15分頃までイベントに申し込んだ園児・児童の氏名、保護者のメールアドレス、電話番号、所属する園・学校名、学年、住所、アレルギーの有無、写真撮影の可否などが不特定多数に閲覧できる状態になっていました。漏えいがわかった時点で22世帯、23人が申し込んでいました。
10月5日の午後6時半頃、申し込みをしようとした人からの指摘で個人情報が閲覧できる状態であることがわかり、受託事業者に修正を指示したということです。
原因について備前市教育庁は、受託事業者が誤って、アクセスした人全員に編集権限を与えてしまった設定ミスとしていて、「個人情報を取り扱う際は、複数人による確認を徹底するなど再発防止に努める」「事業者への適切な指示・指導を徹底する」などとしています。
「キッズイングリッシュキャンプ」の申し込みはすでに締め切られていて、イベントは来月(11月)12日に実施する予定だということです。