保護ネコの譲渡活動をしている盛岡市のネコカフェが7日のリニューアルオープンを前に報道陣に公開されました。

認定NPO法人「もりねこ」は、様々な理由で飼い主が飼えなくなったネコをネコカフェで保護し、新しい飼い主につないでいます。
2014年の活動開始から今年7月末までに970匹のネコを保護し、820匹を譲渡してきました。
その活動拠点であるネコカフェが7日リニューアルオープンします。

(リポート)
「とってもかわいいネコたちなんですが、ここにいるネコは全てある特徴を持っています」

このネコカフェにいるネコは全て猫免疫不全ウイルス=FIVに感染しているため、普通のネコと一緒に暮らすことができません。
また、けんかや事故で障害のあるネコもいます。
引き取り手が少ない傾向がありますが、「もりねこ」では敬意をこめて“スペシャリティキャット”と呼んでいます。
「もりねこ」はこれまでFIVに感染したネコは2階のネコカフェではなく同じビルの5階に保護していましたが、家賃の値上げに備えてこのたびワンフロアに集約しました。
2階にいたFIVではないネコはボランティアに預かってもらったり盛岡市神明町にオープンした別のネコカフェとパートナー契約を結び、代わりに保護してもらったりと活動を横に広げています。

(認定NPO法人 もりねこ 工藤幸枝 理事長)
「みんなで一緒にやっていくのが私たちの今後の目標でもあるので、それに近づけていけたなと思っています」

「ネコも人も幸せに」。持続可能な保護活動に向けた模索が続きます。