「小波ブルー」と呼ばれる美しい海が広がる海岸が、島根県松江市にあるのをご存じでしょうか。山陰の日本海になぜこうした美しい海岸が誕生したのか、その秘密に迫りました。

大きく弧を描いて広がる砂浜に、透き通ったアクアブルーの海。この海の青さは、"小波(こなみ)ブルー"と呼ばれています。

島根半島の最北端に位置する多古鼻の岬から南に2キロ、小さな入り江に広がる小波海岸。白い砂浜に、アクアブルーの海が広がります。島根半島にはいくつか砂浜の海岸がありますが、海の美しさは小波海岸が群を抜くといいます。

島根大学 松本一郎教授
「小波海岸は巾着みたいな形をしていて、内湾になっているんですね。内湾になっているので、ブルーに見える一番の要因となる砂粒・貝粒が、湾の中に広く浅く堆積してるのが特徴です」

この小波海岸、実はよく見てみると、"砂"浜ではありません。