駅やオフィスの長い階段。皆さんは、面倒がらずに自分の足で上っていますか?運動不足の人には信じられないような「階段のぼり」のレースがニューヨークで開かれました。

記者
「選手たちが目指すのは、86階の展望台です。本当にあんな高いところまで走って登れるのでしょうか」

レースの舞台は「世界で最も有名な建物」とも呼ばれるエンパイアステートビル。階段を一気に駆け上がり、そのタイムを競う「垂直マラソン」の大会が開かれました。

日本から参加したのは、世界ランキング2位の渡辺良治選手です。

渡辺良治選手
「勝ちを狙っていきたいという気持ちはありますね」

世界各地で開かれる「垂直マラソン」の大会を転戦し、「階段王」となることを目指しています。

勢いよく駆け出した選手たち。ゴールの86階までは1576段、高低差およそ320メートル。渡辺選手によると「フルマラソンと同じような達成感を得られる」ということです。

過酷すぎる戦いの勝者は。

記者
「最初の選手が入ってきました。優勝はマレーシア!」

優勝は世界ランキング1位に君臨する、マレーシアの選手。大会3連覇を果たしました。

渡辺選手は10分36秒の好タイムでしたが、2位に終わりました。

渡辺良治選手
「俺はもうダメだったわ。後半頑張れなかった。後半弱い、俺」

渡辺選手はわずか10日後に、台湾で行われる大会に参加する予定だということです。