流通大手のイオンは5日から全国のスーパーの日用品売り場などで有料のレジ袋をプラスチック製から紙製に切り替えました。

これは使い捨てプラスチックの削減が狙いで始められ、実施初日にイオンモール高岡では1時間に3割ほどの人が紙製のレジ袋を利用していました。

毛田千代丸キャスター:「イオンのスーパーでは、きのうまでプラスチック製のレジ袋を使っていましたが、きょうからは紙袋に切り替わりました」

全国の総合スーパー「イオン」と「イオンスタイル」の全店舗で導入された紙製のレジ袋。

有料のレジ袋は、従来のプラスチック製が3円から5円だったのに対し、紙製は小サイズが10円、中、大、特大サイズが20円に値上がりします。

紙製のレジ袋は環境に配慮した紙やロゴに植インキを使用。衣料品や日用品売り場で提供され、食料品売り場はこれまで通りプラスチック製のレジ袋を販売します。

店員:「こちら袋にお入れしましょうか。20円になります」

イオンモール高岡では、開店直後から紙製のレジ袋を利用する人の姿がみられ、衣料品売り場を取材した1時間では3割ほどの客が紙袋を利用していました。

目的は使い捨てプラスチックの削減で、この取り組みにより年間およそ6600万枚のレジ袋が減らせる見込みだということです。

男性客:「環境に優しいのはいいと思います。時代がそういう時代なんで」

女性客:「これはいいと思うよ。紙だから。すぐ焼却できるし。(お金的には高くなってるんですけど)それは仕方ない」

紙製のレジ袋導入を機にイオンモール高岡では、きょうから新たなマイバッグ売り場を設けていて、これまで以上にマイバッグ持参への協力を呼び掛けたいとしています。

イオンスタイル高岡南 奥井範彦店長:「エコバッグを活用していただくことがプラの袋を使わないことにイコールとなってきますので、CO2削減ということを先頭に立ってやっていかないとだめだという意識で取り組んでおります」