横田めぐみさんが帰国できないまま、59歳の誕生日となりました。
同級生の池田正樹さんは、この現状をどのように感じていらっしゃいますか。

【めぐみさんの同級生・池田正樹さん(59)】
「46年長すぎなんですよ。政府何やってんだって話なんですよ。自分の子どもが、もし拉致されたらどうするんだってことですよ。松野官房長官にだって、岸田総理にだって、お子さんがいるんですよ。自分の子どもが拉致されたと思って、対応に当たってほしい」

早紀江さんも87歳となり、体調も心配されます。池田さんは5月にお会いしたということですが、どんな様子でしたか?

【めぐみさんの同級生・池田正樹さん(59)】
「3月、4月に入退院を繰り返していて、5月に『励ます会』を川崎駅前で開いたのですが、声もか細くなって、『どんどん弱くなってきちゃって、もう何回も転んじゃってね』というふうにおっしゃってて、何かあったらどうするんだという話ですよ」

時間がないということですよね。

【めぐみさんの同級生・池田正樹さん(59)】
「もう何年も前から、何十年も前からそう言っているんですよ。政府は我がことのようにアメリカのことなんか気にせず、日本国民は日本国として助けてほしい、それだけです」

日本政府の関係者は今年春ごろ、北朝鮮側と複数回、水面下で接触していましたが、解決の兆しは見えず、日朝首脳会談も実現していません。岸田総理に望むことは?

【めぐみさんの同級生・池田正樹さん(59)】
「もう日朝会談、これに尽きるんですよ。早紀江お母さんもそうおっしゃっています。『早く日朝会談を』って。水面下では交渉が必要ですよ。春には『拉致問題になったら話が進まない』と聞いていました。そこを早く、日本の英知を集めてうまく交渉して、日朝会談に早急にこぎつけてほしい。それだけです」

池田さんたちは7日に、めぐみさんとの再会を願ってチャリティーコンサートを新潟県民会館で開催します。コンサートに込める願い、思いを聞かせてください。

【めぐみさんの同級生・池田正樹さん(59)】
「同級生は、親子で抱き合っている姿を見たかったんですよ。そのためにやってきたのに、滋お父さんは3年前に亡くなってしまったじゃないですか。早紀江お母さんに何かあったらどうするんだって話ですよ。断腸の思いなんて聞きたくない。もう即行動してほしい。早紀江お母さんには(めぐみさんと)抱き合ってほしい。それだけです」