早朝の30分だけの販売です。広島市安佐北区でもぎたてトウモロコシの朝市が人気を集めています。

広島市安佐北区白木町にあるビニールハウスです。21日朝6時前、マイカーで乗りつけた人が、買い物かごを持ってやって来ました。お目当ては、もぎたてのトウモロコシです。

買い求めた人たち
「おうちで食べる分と、親しい方に差し上げたり…」
「きのうも来ました。すごくおいしかったので」

この朝市、地元の農業法人「中川農園」が今月上旬から日曜日を除く毎日、30分間だけ開いています。

まだ薄暗いうちから従業員10人ほどが出て、次々にトウモロコシを収穫していきます。

中川農園 中川和義代表
「いいよ。出来はいい」
値段は、1本150円。市価より3割ほど安いこともあって、オープンの午前6時を過ぎるとハウスの横は買い物客でごった返しました。多くは地元の人ですが、中にはこんなお客さんも…。

買い求めた人
― どちらから?
「(東広島市)八本松です」
「いただいて、おいしかった。うわさを聞いて…」
中川農園スタッフ
「20本ね。はい、おまけね。じゃあ、3000円」
中川農園がこの朝市を始めたのは、ことしが初めて。消費者と直接、接する中で気づきもあったようです。
中川農園 中川和義代表
「消費は、おいしいものだったら距離が離れたところからでも来てくれるでしょ。農家としては、いかにおいしいものを作るかになってくる」

朝市は6時半で終了…。売り上げ金から販売した数がわかりました。
中川農園のスタッフ
「500くらい」

トウモロコシの収穫は、まもなく終了。朝市も今週いっぱいで店じまいする予定です。