大型で非常に強い台風14号「コイヌ」は、きょう4日(水)午後3時現在、沖縄の南を、1時間におよそ15キロの速さで西方向に進んでいます。
中心付近の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、中心から165キロ以内では風速25メートル以上の暴風が、また、中心の北西側560キロ以内と南東側440キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

このあとも台風14号は西に進み、あさって6日(金)には台湾海峡に進む見込みです。
宮古島地方では、今夜遅くにかけて、八重山地方ではあす5日(木)にかけてうねりを伴った高波に警戒してください。

また、沖縄本島地方と大東地方では、あす5日にかけて高波に注意してください。
八重山地方では、4日は北東または東の風が非常に強く吹く見込みです。あす5日にかけて強風に十分注意してください。

宮古島地方では、強風に注意してください。
八重山地方では、あす5日にかけて多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込みです。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
なお、雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となるおそれがあります。

先島諸島では、あす5日にかけて発達した積乱雲の下での落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に十分注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

なお、台風14号は、6日(金)以降も西方向に進み、8日(日)午後3時までに台湾海峡で熱帯低気圧に変わる見込みです。
今の所、台風14号の北海道への直接の影響はない見込みですが、北海道では別の低気圧の影響で、あすから雨・風ともに強まり、荒れた天気になりそうです。

あす5日(木)からあさって6日(金)にかけて、低気圧が発達しながら北海道付近に接近、通過する影響で、北海道では広く雨が降り、激しい雷雨や警報級の暴風、高波となるおそれがあります。
最新の気象情報に注意してください。

◇HBCウェザーセンター:近藤肇